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※当記事は2020年6月に公開されたものです。
東京が誇る老舗のアイリッシュパブ。スポーツと音楽で盛り上がる渋谷中心街のインターナショナルスポットを覗いてみた。
渋谷駅前、道玄坂を眺める好立地にダブリナーズはある。 パブリックハウスらしい雰囲気バツグンのアーチが迎えてくれた。
鮮やかなグリーンの外壁に金色のガラスペイントが映え、ビンテージ好みの人ならば入店時から気分が高まるはず。 夜になればこのテラス席から聞こえる笑い声やアイリッシュ音楽につられ、ちょっと一杯とついつい立ち寄ってしまう人も多そうだ。
入店すると、広々とした空間をウッドとブリキを中心としたインテリアが飾る。伝統的なアイリッシュパブを感じさせる佇まいだ。 スポーツバーとしても楽しめる店内にはモニタが数か所配置されており、スポーツ好きの仲間で訪れれば長い夜になること間違いなし。
この日は取材のためまだ客もまばらな時間帯。オープンから19時まではハッピーアワーでお得に楽しめるため要チェック。 筆者にとってのハッピーアワーは店を独り占めして静かに楽しめる贅沢な時間。レジ前の特等席、カウンターに腰を下ろしアイルランドの世界観に浸る。
オーダーはレジにて行うのがアイリッシュパブスタイル。
アイリッシュパブの魅力の一つは、日本でもポピュラーなアイリッシュエールの樽生を頂けるところだ。
今回は、樽生初体験であるKILKENNY(キルケニー)をオーダーした。
「宝石を溶かしたかのような美しいルビー色」とはキルケニーブランドの謳い文句だが、この鮮やかな宝石をオリジナルグラスで頂く贅沢は中々味わえない。 飲んでみると、繊細でクリーミーな泡の奥から香りの良いエールが流れ込んでくる感覚がたまらなく気持ちいい。アイリッシュクリームエールという名前にも納得だ。 苦みが抑えられており、軽くフルーティな口当たりと味わいのあるボディのバランスが良いため、ビールが苦手な方にもお薦めできる逸品。
アイリッシュパブといえばフィッシュアンドチップス。サクッとした食感を出すため衣にビールを加えるのが本場流。ダブリナーズでは贅沢にもギネスビールを加えているため、淡泊な白身のマダラと濃厚な衣が織りなすサクフワなマリアージュを味わうことができる。
筆者のお薦めおつまみは生チョコレート。アイリッシュエールやウィスキーが持つ奥深い甘みとの相性が最高だ。
アイリッシュエールといえば黒い缶が目印のGUINNESS(ギネス)を思い浮かべる方も多いだろう。 ダブリナーズは1995年に新宿に一号店をオープンして以来、当時は貴重であったギネスの樽生を提供してきたパイオニアだ。 そのような経緯もあってか、店内には日本ではなかなか見かけないギネスグッズがずらり。多くのグッズにはギネスのトレードマークであるオオハシ(トウーカン)が描かれていて、ギネスバードファンの筆者にはたまらない空間だ。
レジ奥にもギネスバードを発見。ほろ酔いの中店内に何話いるか数えてみるのも楽しそうだ。
その気軽さが魅力で今や若い世代にも人気を博しているアイリッシュパブ。立ち飲みを前提として丸テーブルにスツールというスタイルのお店も多いが、ダブリナーズでは仲間内でじっくりと語らえるテーブル席が多く用意されているのが嬉しいポイントだ。特にお店唯一のソファ席はぜひともチェックしたい。
渋谷店を含め都内に5店舗展開しているダブリナーズ。その様相も店舗によって様々で、渋谷は土地柄もありテラス席を含めカジュアルに利用できるのがポイント。また毎週水曜日にテラスで開かれるライブ演奏は必見だ。アイルランドのトラディショナルミュージックを、ダブリナーズが誇る最高品質のアイリッシュエール片手に楽しもう。
ちなみに新宿店は都内に現存する最古のアイリッシュパブであることでも有名。
ぜひお気に入りの店舗を探してみてはいかがだろうか。
【閉店】THE DUBLINERS' CAFE&PUB 渋谷店(ザ・ダブリナーズ・カフェアンドパブ)
東京都渋谷区渋谷1-15-22 上村ビル 2F
TEL 03-5459-1736
アクセス
渋谷駅A0出口すぐ
営業時間
月~土 12:00~25:00
日・祝日 12:00~23:00
定休日
なし
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